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孫を吊れて逝きます

126 名前: ばんじゅう(アラバマ州)[] 投稿日:2010/01/13(水) 00:55:32.02 ID:ZWEh/Irg
「おい、まだかよ?」
俺は、女房の背中に向かって言った。どうして女という奴は支度に時間が掛かるのだろう。
「もうすぐ済むわ。そんなに急ぐことないでしょ。…ほら翔ちゃん、バタバタしないの!」
確かに女房の言うとおりだが、せっかちは俺の性分だから仕方がない。
今年もあとわずか。世間は慌しさに包まれていた。
俺は背広のポケットからタバコを取り出し、火をつけた。

「いきなりでお義父さんとお義母さんビックリしないかしら?」
「なあに、孫の顔を見た途端ニコニコ顔になるさ」
俺は傍らで横になっている息子を眺めて言った。
「お待たせ。いいわよ。…あら?」
「ん、どうした?」
「あなた、ここ、ここ」女房が俺の首元を指差すので、触ってみた。
「あっ、忘れてた」
「あなたったら、せっかちな上にそそっかしいんだから。こっち向いて」

「あなた…愛してるわ」女房は俺の首周りを整えながら、独り言のように言った。
「何だよ、いきなり」
「いいじゃない、夫婦なんだから」
女房は下を向いたままだったが、照れているようだ。
「そうか…、俺も愛してるよ」こんなにはっきり言ったのは何年ぶりだろう。
少し気恥ずかしかったが、気分は悪くない。俺は、女房の手を握った。
「じゃ、行くか」「ええ」

▼解説▼
帰省するための身支度をしているように思えるが、
実は一家心中をしようとしている怖い話。

ほら翔ちゃん、バタバタしないの!→女房が翔ちゃんを…
今年もあとわずか→正月前と
いきなりでお義父さんとお義母さんビックリ→正月に帰省は当たり前の事なので、帰省ではない
俺は傍らで横になっている息子→いざ出発しようとしているのに横にはならない
俺の首元を指差す→首吊り用のロープ云々
2010/01/22 / 意味がわかると怖い話 / コメント(0)
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